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移動平均線はテクニカル分析の超基本、仮想通貨の投資家ならマスターしよう!
移動平均線とは?
移動平均線とは、テクニカル指標の中でも世界でもっとも使われている言われる手法の一つです。仮想通貨の投資家だけでなく、株式投資家やFX投資家など、トレーダーなら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
この移動平均線とは、言葉の通り過去一定期間の終値の平均値を線で結んだ、テクニカル分析指標です。この移動平均線の使い方は、今の価格と比較して、次の値動きを予測することができます。
どうして、移動平均線だけで次の動きが予想できるのでしょうか?それはチャートを見れば一目瞭然です。
日足が1日の動きを読みとるのに対して、移動平均線は大まかな株価の動きを表しているからです。
移動平均線の計算方法
この移動平均線は、どうやって表示されているのでしょうか?次に、移動平均線を計算する方法を解説します。
まず、移動平均線を計算する前に、よく使う3つの平均線を紹介します。
- 5日移動平均線
- 25日移動平均線
- 75日移動平均線
これら3つの平均線を使って、次のチャートの動きを予測します。
それでは、移動平均線の計算方法を見ていきましょう。
◯日移動平均線は、過去の◯日間の終値の平均値で算出します。その為、毎日新しい終値ができるので、それを計算しています。つまり今までの6日前の終値は計算から外れる事になります。そして新しい終値が組み込まれて、移動平均線を形になります。
日足であれば、1日ごと新しい移動平均線ができますし、例えば5分足なら5分ごとに新しい移動平均線が出来上がります。つまり5日移動平均線を見れば下向きだった場合、5日前に買った時よりも下がっている事をさします。逆に5日前よりも上がっている場合、移動平均線は、上むきになります。
だからこそ移動平均線は、大まかな動き(トレンド)が読みやすいと言われています。
移動平均線の3つの活用方法
1.移動平均線ならトレンド分析ができる
移動平均線は、直近の終値から平均値を計算してチャートにする方法でした。移動平均線が上向きなら、価格は上昇していますし下向きなら、逆に下がっている事になります。この事を移動平均線のトレンドと言います。
チャートは、トレンドの中で常に上げ下げを繰り返しています。
そんな時に、トレンドがなだらかになるタイミングがあります。それがもみ合いという状態です。
もみ合いは下記で紹介しましたね。
もみ合いからのトレンド変化は、大きく稼ぐチャンスです。この変化は、次の順番で現れます。
- ローソク足が変化する
- 5日移動平均線が変化する
- 25日移動平均線が変化する
- 75日移動平均線が変化する
この変化が、右肩上がりなら「上昇トレンド」になり、右肩下りなら「下降トレンド」になります。
この値動きに注意して、トレンドを見分けましょう。
2.下値支持線や上値抵抗線になる
移動平均線の活用方法の2つ目は、「下値支持線」や「上値抵抗線」になるというポイントです。実は、移動平均線は、トレンドを見るほかに、この2つの方法があります。
どういうことかというと、移動平均線は過去何日かの終値の平均値です。
つまり、取引価格の平均=目安になるということです。
だから、下落した場合の「支持線(サポート)」や高騰した場合の、「抵抗線(レジスタンス)」になりやすくします。
- 支持線・・・価格が下落した場合の止まるポイント
- 抵抗線・・・上昇した場合のストップするポイント
3.ゴールデンクロス・デッドクロス
移動平均線の3つ目は、基本的なシグナルである「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」の2種類です。
このゴールデンクロスとデッドクロスは、とてもわかりやすい為、初心者におすすめの鉄板シグナルと言えますが、騙しも多い為慎重に行う必要があります。
それでは下記に2つの特徴を解説します。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスは、買いのシグナルの1つで、短期の移動平均線が中長期の移動平均線を下から上に抜けていく形の事を言います。このタイミングから上昇トレンドに変わる可能性が高いと言われています。
デッドクロス
デッドクロスは、ゴールデンクロスとは反対の動きをしています。短期の移動平均線が、中長期の移動平均線を上から下に抜ける形をいいます。
この時、注意しなければいけないのが、クロスした時に、中長期の移動平均線が、下を向いていなければいくらデッドクロスしても、下降トレンドにならない場合があります。
今回の移動平均線は、以前紹介させていただいた相場師朗氏の「株は技術だ、一生モノ」を参考に紹介しました。本家本元はもっとわかりやすく紹介してありますので、興味がある方は是非。
まとめ
いかがでしたか?今回は、 「【仮想通貨の投資家向け】テクニカル分析の超基本「移動平均線」って何?」について解説しました。仮想通貨のチャートで何気なく使っていた、移動平均線もトレンドを見たり、売り時・買い時を予測する指標になることがわかったと思います。価格が高騰する前に、少しでも購入できるノウハウが身につけばいいですよね。
是非参考にして見てください。