もくじ
イーサリアム(Ethereum)について徹底分析
イーサリアム(Ethereum)とは
イーサリアム(Ethereum)は、ブロックチェーン技術を応用してつくられた「自動的に受付・履行を行う仕組み」を兼ね備えた仮想通貨で、現在ビットコインに次ぐ時価総額「約3兆3200億円」を維持しています。
専門用語では、「スマートコントラクト(合意)」という表現を使用しています。
一般的に、仮想通貨というと、ビットコインなどのように、日本円や米ドルと交換するだけのように思われがちですが、このイーサリアム(Ethereum)は、仮想通貨としての決済機能だけでなく、取引にかかる全ての手続きをデジタル化し「契約情報」をすべてブロックチェーン上で管理し、保管できる分散型仕組みも兼ね備えています。
つまり簡単にまとめると、イーサリアム(Ethereum)は資産管理も行える仮想通貨のプラットフォームといえます。
イーサリアム(Ethereum)の仕様
項目 | 説明 |
---|---|
公開日 | 2014年1月2日 |
名称 | Ethereum(イーサリアム) |
コンセンサスアルゴリズム | Ethereum Proof of Work/Proof of Stake |
ブロック報酬 | 5ETH |
ブロック生成間隔 | およそ15秒毎 |
トランザクション承認 | 非許可型 |
公開範囲 | パブリック |
ブロックチェーン | 独自新規ブロックチェーン |
イーサリアム(Ethereum)の通貨名
イーサリアム(Ethereum)は「ETH:イーサー」とう単位の基軸通貨を持っています。
このETH(イーサー)は、イーサリアム(Ethereum)の特徴でもある、スマートコントラクトの利用やアップロードの為の「デフロイ・送金の為」に使用されます。これらの用途に使うETH(イーサー)も、ビットコインと同じように6つの単位を持っているのが特徴です。
1ETH(イーサー)の変換表一覧
桁 | 単位 |
---|---|
1,000 | wei |
1,000,000 | Kwai |
1,000,000,000 | Mwei |
1,000,000,000,000 | Gwei |
1,000,000,000,000,000 | szabo |
1,000,000,000,000,000,000 | finney |
通貨名は必要ですが、単位はとくに覚える必要はありませんので、参考程度に頭に入れておきましょう。
イーサリアム(Ethereum)は投資対象になるか?

今後・将来性について
イーサリアム(Ethereum)は、現在ビットコインに次いで世界第2位の時価総額を誇る仮想通貨です。スマートコントラクト機能を持つ仮想通貨の中では、世界第1位といっても過言ではありません。
では、今後イーサリアム(Ethereum)に投資して、将来性はあるのか?そこが気になるところです。
実は、イーサリアム(Ethereum)が期待されている部分は、スマートコントラクトを活用した簡単な数式計算から、不動産の売買いや天気予報などにも応用できる点です。つまり、デジタル化できるものなら、すべてイーサリアム(Ethereum)で代用することができ、ブロックチェーン上に記録として残せるため、ハッキングリスクや消失のリスクも限りなく0に近くできるというメリットがあります。
しかし、デメリットはあります。
デメリットについて
それは、スマートコントラクトを実行する際に必要となる手数料「Gas(ガス)」が、難しい計算になるにつれて多く必要となる為、難しい計算や大きなデータのやり取りには、コストがかかってしまします。
つまり、難しいような銀行系ではなく、保険や不動産などで安全に取引を行う用途では活路を見いだせると期待されています。
イーサリアム(Ethereum)まとめ
Webサーバーを使用しているものであれば、全てブロックチェーン上で管理できるのが、イーサリアム(Ethereum)の特徴です。つまり仮想通貨や・ブロックチェーンが普及するにつれ、イーサリアム(Ethereum)を使用したプロジェクトができれば出来るほど、将来性は期待できるかもしれません。
現に、2017年1月1日から2017年9月の間、イーサリアム(Ethereum)の価格は988円から2万9,394円まで上昇しています。成長率はなんと29.7倍です。
将来的には、ビットコインを抜くという噂もあるほどです。
仮想通貨に投資するなら、ビットコインと合わせて、イーサリアム(Ethereum)は必ず持っておきたい仮想通貨の一つです。