もくじ
ETF(上場投資信託)でビットコインや仮想通貨への投資できる可能性について
ETF(上場投資信託)が仮想通貨投資家に注目された理由
2017年3月11日(土)に、ビットコインや仮想通貨投資が見守る中、ある大きな案件が注目されていました。
その案件とは、日本でも注目された映画「ソーシャルネットワーク」で、フェイスブックのアイデアを作ったとされるウィンクルボス兄弟の「Winklevoss Bitcoin Trust(COIN)」の上場です。
このニュースで、初めてETF(上場投資信託)という言葉を知った方も多いのではないでしょうか?
ほとんどの方が、よく分からないけれど、ETF(上場投資信託)にビットコインが上場されれば、価格が上がる・・・。
そういう期待でビットコインの価格は15,020円まで上昇を続けていました。
しかし、米SECはウィンクルボス兄弟のビットコインETF上場計画は否認され、ビットコインの価格も一時98,873円まで暴落しました。
その理由は、下記の通りです。
米SECによるWinklevoss Bitcoin Trust(COIN)否認理由
過去のビットコインの取引記録を踏まえ、不正取引を防止し、投資家の利益を保護する設計が不十分だと判断した。
しかしこれで、終わりではありません!
完全な否定ではなく、まだ不十分という判断だけであるので、まだこれから可能性は十分あります。
そこで、今回のビットコインETFをきっかけに注目されたETF(上場投資信託)の基本を紹介したいと思います。
ETF(上場投資信託)とは
ETF(上場投資信託)の特徴
ETF(上場投資信託)は、1993年に米国で上場されてから、急成長を遂げた金融資産として世界中で人気となっている金融商品の一つです。
簡単に言ってしまえば、「リアルタイムで取引できる投資信託」です。
投資対象も国内外で幅広くあります。
ETF(上場投資信託)の投資対象
ETF(上場投資信託)は下記のように様々な銘柄で、幅広く構成されています。
- 日本株
- 日経平均株価
- TOPIX(東証株価指数)
- NYダウ
- 外国株
- 外国債券
- REIT(不動産投資信託)
- 商品(コモディティ)
つまり個別企業の株式に投資するよりも投資のリスクを抑える事が可能です。
また、証券取引所に上場しているので、株式投資と同じように相場の値動きを見ながら投資できることや、株式と同じように分配金が支払われるものが多いのも人気の秘密です。
簡単にETF(上場投資信託)をまとめると下記の4つの特色があります。
ETF(上場投資信託)の4つのメリット
- リアルタイムで売買可能
- 値動きが分かりやすい
- 簡単に分散投資
- 信託報酬が安い
言ってみれば、株式投資と投資信託のいいとこどりの金融商品です。
ETF(上場投資信託)と投資信託・株式投資との違い
ETF(上場投資信託)が投資信託と株式投資のいいとこどりと言われる理由を分かりやすく表で説明させていただきます。
名称 | ETF | 投資信託 | 株式投資 |
---|---|---|---|
上場・非上場 | 上場 | 非上場 | 上場 |
取得可能時間 | 証券取引所の時間 | 15時まで | 証券取引所の時間 |
取引価格 | 市場価格 | 基準価格 | 市場価格 |
取引場所 | 証券取引所 | - | 証券取引所 |
購入場所 | 証券会社 | 販売会社 | 証券会社 |
コスト | ◎ | △ | ○ |
分配金 | 分配金 | 分配金 | 配当金・株主優待 |
ビットコインETFが上場するメリット
日本でも、2017年4月に仮想通貨法が施行されたり、国内でもビットコインが支払いに使える店舗が2万店を超えるなど少しずつ普及がされていますが、未だ怪しいというイメージは払拭できていないのが現状です。
しかし仮想通貨への投資に魅力を感じている方も多くいらっしゃいます。
そこで、ビットコインETFが上場されれば、多くの資金がビットコインに集まる事が考えられます。
ETF(上場投資信託)は、少額から本格的な分散投資ができうので、投資初心者も手軽に始める事が可能です。また上場している為、透明性が保証されるというメリットもあります。
つまり仮想通貨への投資は、難しい・怪しいと嫌煙していた方の資金が集まる事で、更に仮想通貨の価格が上昇する可能性が高まります。
現在ビットコインの価格は、16万円を超えています。
イーサリアムの価格も8千円まで上昇しています。
近い将来、ウィンクルボス兄弟のビットコインETFが上場されることを考えると更なる価値の上場が予想されます。
いつまでビットコインや仮想通貨の価格が上昇するのか?この事だけは誰にも予想する事ができませんが、まだまだ上昇する要因は残っています。
仮想通貨のプラス材料
- 東京オリンピック
- 国内カジノ法案
- ビットコインETFの上場
- 国内ビットコイン取り扱い店舗増加
- ビットコイン関係の保険
- 国内銀行の取り扱い開始・・・etc。
もちろんリスクもありますので、余剰資金で仮想通貨への投資を楽しみましょう。