もくじ
コインチェックのハッキング被害・会見まとめ
コインチェックに何が起きたのか?
2018年1月26日、コインチェックで取り扱う仮想通貨『ネム(XEM)』のほぼ全額に当たる、5億2300万xem(580億円相当)が、ハッキングにより盗まれたとニュースが流れ、日本中に激震が走りました!
大切な資産を預けている立場として、情報収集を行ったことを元に、コインチェックのハッキング被害の現状と会見内容・今後についてまとめています。
コンチェックのハッキングによる対応は下記の通り
- 12時7分:ネムの入金制限
- 12時38分:ネムの売買停止
- 16時33分:日本円を含む全ての仮想通貨の出金停止
- 17時23分:ビットコイン以外の仮想通貨の売買停止
- 18時50分:入金停止
そして、先程23時30分にニコニコ生放送にて、緊急会見が開始されました。
ほとんどの方が、この会見を見ることが出来ないと思いますので、下記にコインチェックのニコニコ生放送の会見をまとめましたので、是非チェックしてください。
コインチェックのネム流出の謝罪会見
会見内容
- 5億2300万xem(580億円相当)がハッキング被害により盗まれた
- コインチェックが保有しているほぼ全数のネムに相当する
- ハッキング被害を受けた顧客数は、現在調査中
- ハッキングの原因は、不正アクセスの可能性が高い
- 内部犯行ではないとの見方
- ビットコイン・イーサリアムはコールドウォレットで管理していた
- ネムは、ホットウォレットで保管していた
- NEMの保証は検討している
- 取引所内の履歴は残っている
- 現在、ハッキングされた経路を調査中
- ネム以外のアルトコインについても調査中
- 会見中、ネムはさらに他のアドレスに送られている
- ハッキングされたネムは、保証できない可能性も高い
以上が、会見中に発表された内容です。
しかし、今回の緊急会見では、記者の質問内容がとても参考になるものや、一歩間違えば勘違いを生みそうな質問まで様々でした。
仮想通貨市場の為にも、まともな質問をしてほしい物です。
コインチェックが倒産しなくても済む方法はないのか?
過去に倒産したマウントゴックスとは違う!?
今回のコインチェクのハッキングによる流出事件をみて、GOXするのではないか?とのツイートや記事がとても多く見受けられます。
仮想通貨に投資するのが初めての方は、『GOXする』という言葉の意味が分からなないかもしれません。
『GOXする』というのは、2014年に450億円の損害を出して倒産した『マウントゴックス』という仮想通貨取引所を比喩して使われます。
今回、その額をはるかに上回る580億円という被害額を出しています。
しかし、現時点では内部犯行ではなく、外部からのハッキング被害であるとされているため、なんとか回避される可能性も期待できます。
コインチェックの今後
コインチェックは、現在金融庁による『仮想通貨取引所』としての認可を申請中ですが、もし今回認可が下りなければ、もう仮想通貨の交換業者として営業することはできなくなります。
そうなると、顧客の資産をすべて返金し、事実上倒産するという最悪の結果になる可能性もあり得ます。
また今回の損失額が、580億円相当ですが、コインチェックの資産は公表されていないため、ユーザーに全額返済することができるのかも疑問です。
インタビューでも、現在の資産はノーコメントでした。
しかし、仮想通貨への関心が高まったタイミングでの今回の事件。
とても詳しい想いでいっぱいです。
本当に、心からコインチェックさんには、踏ん張ってもらい、全ての投資家に資産を返し、取引を再開して欲しいと願っています。
新しい情報が入り次第、随時更新していきます。