もくじ
仮想通貨の売買とアフィリエイトで税務調査を受けました
結論!ちゃんと納税しないとやばい!
特に、アフィリエイトしながら仮想通貨の売買をしている人は注意してください。
どうして、やばいのか?実際に、仮想通貨で税務調査を受けた、僕の実体験から紹介しますね。
税務調査は突然に
9/5携帯電話に知らない固定電話から着信が。
基本知らない電話は出会いので、一旦スルー。
ネットで検索してみると、〇〇税務署。もしかして…。
顔面蒼白です。
ドキドキしながら、着信のあった電話番号に電話すると…

ってやっぱり。
電話があったことを説明したところ、個人課税課の〇〇さんへ。
ドキドキで、何を言われたかなんて覚えていませんが、法律に則って税務調査の事前連絡です。みたいなガチガチな説明の後に、H25年H26年H27年の3年間確定申告されていますが、その件で確認したいことがあります。ってことでした。
まったくの素人なので、なぜか「脱税ですか?」と聞き直してしまいました。
その質問にも冷静に、

と、軽くあしらわれました。

と淡々と税務調査の日程のやり取りの後、当日用意するものの説明がありました。
当日用意するもの
- H25-H27年度の確定申告
- 領収書
- 通帳
とりあえずこんな感じで、淡々と税務調査のアポは完了しました。
ちなみに電話があったのは、10時ごろだったので、昼ご飯は喉を通りませんでした。
ピンチはチャンス!税務署は福の神って感謝しよう
税務署より電話の後、一緒に仮想通貨の投資をしている友人や先輩に電話相談しました。
爆笑する人や親身になって相談してくれる人、しめしめと態度をあからさまにする人など。
いい意味・悪い意味で仮想通貨で稼いでいると、いろんな見方をされてたんだなって改めて感じました。
でもピンチはチャンス!滅多に経験できないことだから、しっかり吸収しちゃえ!って気持ちを切り替えました。
以前読んだ、齋藤一人さんの「絶対成功する1000回の法則」での一文を思い出しました。
「税務署は福の神。稼いだ人にしか来ない」
とりあえず、ポジティブに考え、頭の中を切り替え、1ヶ月でしないといけないことをリストアップしていきました。
メンタルの弱さが露出
税務調査の電話以降、一気にご飯が喉を通らなくなりました。
常に心臓はバクバク・頭はパニックです。
なぜかって?
無知なので、税務署=国税局と勘違いしていたからです。
SNSで検索すると、差し押さえがあるぞ!とか書き込みがあったので、とにかくビビりまくっていました。
トドメは、知り合いが1億円の脱税を指摘されたことで、9000万円持ってかれたって話を聞いて。
今回は、ちゃんと確定申告もしているし、税務署による税務調査なのでそこまで心配する必要は何のに、ほんとビビリですよね。
無知ってほんと怖いですよね。
税務調査に向けて
税務調査までに準備するポイント!
実際に、税務調査を受けた友人から、「1ヶ月間って長いようで短いから、ちゃんと準備しないと怪我するよ!」ってアドバイスをもらったので、とにかくビビりながら、やるべきことをやろうと行動を始めました。
まずは、立会いしてくれる税理士探しからです。
友人からも税理見つけるの大変やから、早めに手を打った方がいいよ!って言われて他ので、言われた通りに動きましたが、案の定、断られまくりました。
税務調査ってお金にならないのに、忙しいから面倒なんでしょうね。
何件か問い合わせた後、なんとか知り合いの紹介、ある税理士事務所が許諾してくれました。
ほんと感謝ですよね。
今回の件、税理さんに一通り説明し、指摘されたことは下記の通り。
- 領収書を見直して、聞かれたことに応えられるようにすること。
- 通帳を確認して、聞かれたことに応えられるようにすること。
- 仮想通貨の売買履歴を説明できるようにすること
この3つです。
大変だったのが、仮想通貨の利益の計算と経費として計上した領収書の見直しですよね。
結構、雑に仕分けしてたので、過去のことは覚えていません。
もう何に使ってたのかなんて覚えていません。
それでも、レシートや領収書を1つ1つ見直し、覚えていることや使用用途を後ろに書き込んでいきました。これには1週間くらいかかりました。
次いて、仮想通貨の取引履歴の確認です。
仮想通貨の確定申告は通帳じゃない?売買履歴を提出していない人は要注意
今回、税務調査が入ったことで、知りましたが、僕の確定申告の方法は間違っていました。言い訳になりますが、2017年11月に税務署に電話で問い合わせた時下記のように説明されました。
まだ計算方法は確定していないから、日本円として通帳に出金したものだけを売上とし、仮想通貨を購入する時に入金したものは、経費とすればいいよ!って。
確認していなかった僕が悪いんですが、2017年12月1日に「仮想通貨に関する所得の計算方法等について」が告知されていました。
つまり、仮想通貨の売買で得た利益は、仮想通貨同士でも利確になるということです。そりゃ、税務調査くるよね…って感じです。
一応、仮想通貨の収益は、通帳ベースで約800万円の入金を収入として計上して、確定申告していたので、そんなに税金を払わなくてもいいだろう!もう当日の税務調査次第だね。ってことで楽観視して税務調査に挑みました。
ドキドキの税務調査当日
13:00時間通りに調査官が訪問
噂通り、時間ぴったりにチャイムがなりました。1時間ほど前から自宅近くで待機されていたみたいです。
今回は、2名で来られました。
1人は、近くの税務署職員さん。もう一人は「情報調査官」の肩書で、広範囲を管轄されている税務署の方です。
まずはお茶を出し、軽い挨拶から。
本業の事、どうやって稼いでいるのか?など軽く話しながら、全く知識がないけど確定申告をしていることを説明。
メインの売上のヒヤリングから。




熱心にメモを取られています。

通帳を見せて欲しいとのことだったので、ジャパンネット銀行の印刷したものを見せると、即…。

ビットフライヤーからの入金がありますが、仮想通貨の売買をされているんですか?

はい。
仮想通貨のアフィリエイトをしています。
その瞬間。目がギラつきました。
すぐに、仮想通貨の売買を調べに来ているんだ!ってわかりました。税理さんもこちらに視線を送ってきました。


ほんの少ししています。
ここから、先ほどの話はどこに?ってくらい、仮想通貨の調査です。
結局、税務調査4時間のうち3時間超が、仮想通貨の話でした。
僕が聞かれたのはこの5つです。
- 仮想通貨の売買はいつからしているのか?
- 取引所はどこを使っているのか?
- 海外の取引所は使っているのか?
- どうやって確定申告したのか?
- 二段階認証とPCのブックマークを見せて欲しい
あとは、細かくチェックされます。本当にかなり細かく見られますよ!悪いことしてないのに、ほんとドキドキです。
一通り確認された後、各取引所の売買履歴を全てダウンロードしてください。
と横から覗き込まれながら、言われた通りに履歴をダウンロードしていきます。そしてそのデータをクリプトタクトに入れて欲しいと言われました。
クリプトタクトとは、株式会社クリプトタクトが運営する。仮想通貨の損益を自動で計算してくれるサービス「tax@cryptact」の事です。
僕は、クリプトタクトのアカウントを持っていなかったので、その場で、アカウントを作成し、ダウンロードした売買履歴を入力していきます。
クリプトタクトって、即収益が計算できるんですね。すごく便利です。
そのデータから計算された、2016・2017年の結果をダウンロードすると同時に、画面も写真を撮られました。
その金額が、仮想通貨の儲け(雑所得)となります。この金額は、丸々所得として計上されました。ここまで出ると気持ちいいくらい丸わかりですよね。
しかも仮想通貨の取引に、経費なんて存在しない・・・。
正直、売買の収益は数百万円だったので想定内でしたので、ホッとしています。
ですが、次が問題でした。
それがアフィリエイト報酬の計算方法!
仮想通貨のアフィリエイト報酬の計算方法とは?
アフィリエイトは、報酬が確定されると、通帳ではなく取引所アカウントに反映されます。
コインチェックやビットフライヤー、ザイフも例外でなく、アフィリエイトの報酬は、一旦日本円や仮想通貨でウォレットに反映します。
僕は、この報酬をトレードしたり、通帳に出金していたので、出金したものだけを売上としていました。でもこれが間違いだったみたいです。
アカウントに反映した時点で、収入となるとのこと。これは意外でしたね。
僕の場合、アフィリエイト報酬→仮想通貨購入
これを繰り返していたので、ほぼ現金を引き出さず仮想通貨をこ運輸していたので、手元に現金は残していませんでした。
しかもざっと1千万円は超えてたので、かなりの税金が取られました。アフィリエイト報酬なので、経費は申告していた分全部見てもらえましたが、それでも…。
結局、アフィリエイト報酬と売買で400万円くらいの追加納税になりそうです。
仮想通貨の売買データ、領収書等すべて預かり証を発行し、調査のため持って帰られました。
税務調査後ってどんな感じ?
税務調査は続いている
それから約一ヶ月。
ようやく、金額が確定したとの連絡を受け、税理士さんと一緒に税務署へ。
そこで売上のこと、経費のことの話を聞き、納税額の報告がありました。
結局、約900万円の過少申告となりました。勉強代として過少申告税も払わないといけないですね。
でも、これくらいで済んで良かった。って思います。ほんといい勉強になりました。
税務署は、福の神。
これからもしっかり稼いで、しっかり税金を払いいます。
でも、不必要な税金まで払う必要はありません。税理さんから、下記の節税方法を教えておもらいました。
- 青色申告(やよいの青色申告オンライン)
- ふるさと納税(さとふる
)
- IDECO
このあたりは、今年しっかりと押さえておきます。
税務調査を終えて
今回の税務調査は、無知だったこともあり不安でいっぱいでした。本当に払えるのだろうか?どれくらい突っ込まれるんだろうか?という不安で、毎日が憂鬱でした。
だからいつも、税務署は福の神!稼いだ額以上は請求されないって、心に言い続けていました。納税が完了した時には、税金を払ったことよりも、解放された嬉しさの方が勝っているので、とても嬉しかったです。
ほんと心が自由になった感じです。もし税金の心配をしている人がいたらこう言いたい。
必要以上に心配しなくてもいい!
もし心配なら、税理さんにお願いて、ちゃんとルール通りにした方がいいよって。
だから今年から、税理士さんにお願いすることにしました。
もし信頼できる税理士さんがいない場合、仮想通貨の専門税理さんにお願いするのも、オススメの方法です。
税務署は福の神。
稼いでいる人のところにしか来ないので、そこまでビクビクする必要はありません。その代わり、しっかりと納税することが前提です。
自分でできなければ、無料相談会に行くとか、税理士にお願いしましょう。
税務調査が入ると、お尋ねの電話から約3ヶ月。
精神的にも苦しいのでほんと確定申告はきちんと行いましょう。
これから12年間勤めた株式会社メディアハーツの代表取締役を辞任するための辞任届けを出してきます
これでもう失うものはありません
当然ですが、以前とはかわり心身共に苦しい生活を強いられています
これからは、例え地べたに這いつくばってでも人に頭を下げ、一からやり直したいと思います
— 三崎優太(Yuta Misaki) (@misakism13) 2019年5月10日
青汁王子こと、三崎社長も仮想通貨でかなり稼がれた1人ですよね。
国税が入っているので、僕なんかとは比べ物にならないほど、苦しかったと思います。
税務署の方からも、税務調査で、円形脱毛症ができたり、胃潰瘍になったりする人も多いみたいです。
僕は、軽い胃炎になりました・・・。
仮想通貨で稼いだお金は、しっかりと確定申告をしましょうね。
もしも、自分では分からないという場合は、税理士にお願いしましょう。
でも、知り合いに税理士がいないって方は、紹介サイトなんかを利用するのもいいかもしれませんね。
面倒な仮想通貨の損益計算から確定申告までをフルサポート【Guardian】